2013/02/12

RD-500 鍵盤修理

RD-500 の鍵盤はかなり良い感じなのだが、これがさすがに古い機械となると壊れることが有る。私のタッチが強いせいも有るのだろうが。。鍵盤がカタカタなるとか、降りたまま上がってこないという現象が出てしまう。


かねてよりこの修理はいちんに一度ほど実施している。たいていは年末とか、連休中にするようにしている。が、今日は真ん中の C のキーが壊れたようなので、年末でも無いのにこんな夜中に修理することになった。。

久しぶりにすると開け方がわからないので、写真にとってブログに残しておくことにした。



まずは、キーボードが外れるようにカバー部分を外す。


キーボードの底側の両端に 3 本付いているネジを外す。これは左右に有る。
カバーを開けるとこんな感じ。。
中の基盤が見えるので、一気に、楽器が電気製品?
修理中感が漂うようになる。。
この状態だと、鍵盤の前側に黒いカバーが付いたままなので、これも外さねばならない。。
この部分のネジを五本外し、上側の両端に付いている日本のネジも外すと、前の黒い覆いが外すことが出来る。

外すとこんな感じ。。
この状態でようやく鍵盤が外すことが出来る。
鍵盤を外すと、こんな感じ。。よーく見ると後で出てくる戻りダンパー部品が見えている。。。これが割れるのだ。。 -.-;;
外した鍵盤はプラスチックの成形品。
肉厚も有り、頑丈だ。。。
これが先ほどちょっと姿を見せていたダンパー部品。重りが付いていて、自重で戻るようになっている。
先端の重りが入っている部分の肉厚が無く、これが割れてしまうのだ。。
こんな感じ。。 -.-;;
完全に外れると、重りがなくなるので鍵盤が元に戻らない。
修理はこれをくっつけることを言う。。。
難儀なのが、このプラスチックが接着剤に着かないこと。。 -.-;;
ポリエチレンかな?ポリプロピレンかな?いずれにせよ、着かない。
過去、試行錯誤のすえ、糸を巻き付け、それを固める方法を思いついた。
まずは糸を巻き付ける。なるべく多く、厚みが出ないように面積を稼ぐのがポイント。
黒糸を使っているのは見えやすくするためだ。
そして、アロンアルファを糸に垂らしていく。。
なるべく隙間などにも浸透させるようにしておく。。
接着はしないにしても、空間を埋めておく効果は有るはず。。

なので、塗布量は多めになる。
元々接着ではなくて、接着剤を使って糸を硬化させているのでまあ量も増えます。。

瞬間接着剤と言えども量が増えると乾ききるまでに時間が必要です。慌てて設置して、へんなところにくっつくと厄介なので、接着剤の乾き待ちにこのブログ書いています。。

こんな時間に。。 -.-;;


乾ききれば、後はセットして蓋などを閉めていきます。。

以上です。。