2011/05/08

回想:自転車でお遍路 2010/05/28 フエリー

お遍路の旅を終え、にもちもたたんだ後、フェリーに乗り込んだ。
お遍路で取り溜めしたデジカメ画像の最後はこの写真。

実はこの翌日高野山に T 氏とお参りしている。
その時の投稿はこちらにリンクしておく。 

高野山、大門。
一の橋。
高野山、納経。



最後に、この回想録は昨年のお遍路記録を眺めているときにデジカメ画像がまとめられていないままになっていることを発見したことから始まる。どちらかというとアルバムに近いかと思う。時間が許せばもっといろいろ書きたいが、 GW 中に書いておきたいと思って書きだしたこともあり、多少内容が薄いのかも知れない。

しかし、それでもなお、生々しく思い出される記憶。人々との出会い。いくつものお寺。

やはり行ってよかったと思う。

今回はここらで終とさせて頂く。

回想:自転車でお遍路 2010/05/27 結願。そして、山を超え、徳島に戻る。

いよいよ札所も後二つとなる。予定ではこの日の午前中で結願。その後は徳島に戻り一泊。

 87番 長尾寺 山門。
 結願一つ前の札所なのだがすごく緊張してしまった。こんなことがあるのだな。。前日に励まされたのは伊達ではない。注意していこう。
 遍路交流サロン。立ち寄ってみたら、座席を進められ、挙句の果てに「歩き遍路の人にしかこれはあげられません。」と言われる始末。。ゆっくり観たかっただけなのだが。。
 道の駅ながお。こちらによればよかったか?
 道の駅ながお付近から大窪寺への案内。歩きだといろいろルートがある。
 最後の日なので自分の姿も撮っておく。何度も撮り直したか?ヒゲが生えていて余り若者には見えないが。。
 サングラスするとちょっと不思議な感じ。。白衣にサングラスは余り無い組み合わせか?




88番 大窪寺 山門。

88番 大窪寺 山門近くの大師像

 88番 大窪寺 山門近くの大師像 手前、多数の小さな大師像。何体もの像が歴史の厚みを物語る。何人の人が献上していくのか?



















そして、お参りを済ませて、結願した。

結願書

これはいただこうと決めていた。
この後、しばらく何もする気が起こらなくなった。。

何人かのひとがベンチに佇んでいた。
感動とは違う。。

虚脱?疲れ?

なんだろ?

その夜のライブログに書かれていた言葉。

そして結願して終わった。


回想:自転車でお遍路 2010/05/26-3 結願前日、何人もの励まし。

この日は先程の錦の札を皮切りに次々と人と出会っていく。
土地柄なんだろうと思うが、ここに集う 88 か寺を回るお遍路さんのパワーが集結しているとも言えるのでは。。そういうパワーにあやかろうとする方もおられるようであった。


 八十三番 一宮寺 山門
 八十四番 屋島寺 山門
 八十四番 屋島寺 山門
















屋島はタクシーを使って上がった。自転車を押して上がれないのだ。麓に自転車を置いておくには余りにも人通りが多い場所だし、気が気ではないので大急ぎで戻れるようにタクシーを使った。これが二つのデイあを生む。

運転手さんとの白峰陵談義。

これは短時間ながらも盛り上がった。もともとタクシーの運転手さんは話好きが多いので、四国の方もそうなんだろうと思うが、この旅では一切乗っていないので、なんだかすごく懐かしい。便利な乗り物。で、すっかり話が弾んだ。

で、その直後、オート三輪のおっちゃんと出会う。

おっちゃんの励まし。

立て続けに出会う人からこれまたお遍路談義。最後は叱咤激励。なんかうれしくなる。が身が引き締まる。そう、おれはまだ結願してないんだと。最後まで気を抜いてはいけない。事故するかもだしな。適当よ走ると。

 八十五番 八栗寺 ケーブル
 八十五番 八栗寺 山門 付近
 八十五番 八栗寺 山門 付近
















ここはケーブルで上り、ケーブルで降りた。その降りるときにたしかいきしも一緒だったおっちゃん、タイプで言えば仰木彬?みたいな感じのおちゃんと隣り合わせになる。

八栗のケーブルのおちゃん。

なんで走っているのか?そんなことは問わない。しかし、一人で走っていない。これを実感する。そやそや、人間は弱いものやなと。。

そして、がんばれよと。

ありがとうございました。

 八十六番 志度寺 山門
八十六番 志度寺 山門


最後の出会いはこの 86 番の境内。


オーラが漂っていたのか?今もその飴の袋はとってある。


この日の走行距離は 68.3km 。
札所は 後 2 つ。

後一日で結願か?



回想:自転車でお遍路 2010/05/26-2 根香寺。不思議な寺、不思議な出会い。

朝食前に白峰さんをお参りした。

朝食

簡保の宿坂出 出発の朝。
宿を出ると、アップダウンを繰り返しながら、山の上を走っていく。ほどなく 30 分ほど立った頃、山のピークに到達し、その後はひたすら下る。それもからり急な坂だ。なかなか次の札所が見えないが、行き過ぎないよう慎重に走る。















八十二番 根香寺 山門。
















 八十二番 根香寺 山門 案内板
















八十二番 根香寺 本堂内部。このような回廊がある。


















お勤めも済ませ、次の札所に向かおうと山門を出たところで、タクシーに乗った方に呼び止められた。
前日から何度かお目にかかっているタクシーで、私のことも覚えておられた様子。

京都から来て、自転車で回っていると話すると、もう間近ですね?おめでとうございます。
と。お祝いいただいた。そして、タクシーの運転手さんからは下記の錦札をいただく。

錦札。

この日は更に色々なところで何度も声を掛けていただく。

結願まじか。

やはり特別なのだと思う。

回想:自転車でお遍路 2010/05/26-1 白峰寺、白峰陵

宿泊先の簡保の宿は白峰寺のすぐ側だ。正確に言えば、白峰寺から少し登ったところに位置する。ここから白峯寺は徒歩で参拝可能。朝食前の散歩を兼ねてお参りすることにした。

ライブログ


八十一番 白峰寺 山門。
時間は 7 時過ぎ。山門が開いてすぐだ。
ここは山の上なのでこの時間の参拝者はいないようだ。
 八十一番 白峰寺 案内。
中はお堂がたくさんあるようだ。。
白峰御陵も敷地にあるようなので、後でお参りしようと思った。
 八十一番 白峰寺 山門
 八十一番 白峰寺 境内

人が少ないので構図を気にせず、シャッターを押していく。。

ほどなく、お勤め済ませて、白峰御陵に関する情報を調べていく。
 八十一番 白峰寺 境内
 八十一番 白峰寺 境内にある崇徳院の碑 御陵望む位置。
御陵はここから望む位置に有るらしい。。お参りはできないのか??
 八十一番 白峰寺 境内にある崇徳院の碑 御陵望む位置。建物の説明書を見て、どこかこの先に進む道はないかとさがす。。
 白峰御陵の説明。
山門の外に出ると、このような案内が。
 ふと見下ろすと下から上がる階段が目に入った。そこに分岐点があるように思えたのでダメモトで行ってみると、崇徳院 御陵への案内が見つかる。そうか、下にあるのだ。
 崇徳稜 案内。宮内庁の注意書き。「崇徳天皇」とある。歴史を紐解けばこの記載に不快意味があることが解る。ここではみだりにそのことには触れないが、知る人ぞ知る。
 崇徳院 御陵。
この階段の上が御陵だ。この訪問した時もそうだあったが、今でも身が引き締まる。朝一番なので冷えるとかそういう類ではないな。やはり何者かがここにはおられる。
 崇徳院 御陵。階段の上。
写真を取るのはどうかとは思ったが、この御陵は取らずにはいられない。焼き付けておきたいと思ったのだ。

ご理解いただけると思う。
 白峰御陵の碑。
白峰御陵。

この日のライブログにも記録が残る。

白峰御陵。

回想:自転車でお遍路 2010/05/25-3 白峰の夕日。

 八十番 国分寺 から かんぽの宿 八十一番 案内。
80番の出口にこの案内を見つけた。この後、 81 番の白峰寺に辿りつくまでの道が書かれている。 GPS だけでは道路がわからないので何度も苦労したので、これを撮影して、拡大して見ながら走行している。
目標は白峰中だ。そこからほどなく、坂を登ることになる。この図からあるいは地図から、てっきり公園感覚だと思っていたのだ。
 白峰さん麓。夕日。
 八十一番 白峰寺への案内。
ここからが自転車押しの坂だった。。
 白峰寺への登りから見る瀬戸大橋。
岡山にはよく行ったので瀬戸大橋はよく知る場所。しかし、その向かい側から見るのは初めてかも知れない。。光が雲から差し込んで綺麗だ。
 白峰寺への登りから見る夏空。緑と青のさかいがきれい。
これは先程の橋とは反対側に位置する空。まだ青い。
 白峰寺への登りから見る瀬戸大橋。
何かが降り注いでいるのでは?綴織の坂を上がるので、延々この風景を見ることが出来る。
 白峰寺への登りから見る瀬戸大橋
 白峰寺への登りから見る瀬戸大橋。
光が逆からも差し込む?雲の移動でこうなるのか?
 白峰寺への登りから見る瀬戸大橋。
真ん中からだ。絶対に何かが降りてきている!!
簡保の宿 さかいで の部屋からみる夜景。
時間は 20:28 。窓から強引にガラス越しのショットを狙ってみる。目視では瀬戸大橋のライトアップが見えているのだが。













この日は 70.3km 。札所は 11 だった。
今日は 80 まで来た。いよいよ残り 8 つとなる。