2011/05/04

高野山 奥の院 参拝。 聖地へ。

 大門から金剛峯寺の本殿を越え、桜の並木を堪能した頃、一の橋が見えてくる。この橋は弘法大師が今なお修行続けている奥の院への入り口となる。
ここから 30 分程度の道のりとなるのであるが、この間、延々と墓地が続く。豊臣・徳川・島津、日算だの KOMATU だの名前を知らないお墓が無いぐらいのお墓が延々と続く。。
お花の中の写真を撮る人もいるが、私は気が引けて撮影していない。もちらん一つ一つ撮影していたら夕方まで掛かっても奥の院に辿りつけない。それぐらいお墓が続く。
 これは墓標では無いのだと思うが司馬遼太郎の作品中に出てくる高野山のくだりを掘り込んだ石碑だ。
















豊臣家のお墓を超えた先に奥の院の納経所が眼に入る。ようやくお勤めの時間がやってきた。














振り返ると先程まで通ってきたお墓が眼に入る。すべてはこの先のためにあり、お参りをするために駅から歩き、大門をくぐり、多数のお墓を通り抜けてきた。









入口近くの手洗い所にかばんを置き、白衣に着替えて数珠とお経を取り出す。お清めを済ませて、いよいよこの先に。ここはまだ良いが、この先に橋があり、そこから先は撮影禁止。私は着替えを済ませた時点で観光客から一人の修行者となり、祈りを捧げるためにこの先の聖地に足をすすめる。撮影することに意味はない。


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