2011/05/06

回想:自転車でお遍路 2010/05/13-2

最御崎寺を降りた後、津照寺までは追い風。時速で 30km/h を軽々と超える表示が続く。

二十五番 津照寺 山門
 快速に飛ばして、山門に到着した。
 このお寺は見た目がちょっと変わっている。私の住む宇治市には黄檗山萬福寺というお寺があるが、そこも建家の構えが似ている。何が似ているのかというと、なんとなくこの中国風の寺院というか。。曲線のつけ方なのか、とりいは色の使いかたなのか?
言葉の表現力が不十分であるが、ともかく日本の寺でなく、中国的な雰囲気なのだ。。
が、このポップなたたずまいに不似合いな階段。。。
ここまでの膝への負担が極度に達していて、まさに這うようにして階段を登った。そして降りた。 f^^;;
お年寄りの方がよく足が曲がらないというのを耳にするが、こんな感じなんだと。。
 二十六番 金剛頂寺 山門 付近。
これまた坂の上なのだ。。
自転車を押して上がる。そういう修行なのだ。これは。。そう言い聞かせているのがライブブログに残っている。

この日のライブブログ

ライブブログ見ていると何かを掴みかけているか?これまで読み返していなかったが。。
そして「坂の上の階段。」よく NHK のドラマで「坂の上のなんちゃら」というのがあるが、この場合は坂を登り切った挙句、階段を登るという過酷さ以外、何も無い。 f^^;;
足が痛くて他大変でしたよ。。
二十六番 金剛頂寺 山門

二十六番 金剛頂寺 山門 付近

 山門付近から眼下を見下ろすと、海が見える。
その海が観える高台にこの観音像が建てられていた。我々凡夫を見守ってくださるか?
 これは奈半利町の海岸線。
実は同じヘアサロンに行き、同じ人にカットしてもらうのだが、その人の実家はここなのだ。カットするたびに何度も話を聞いたし、お遍路前にも「行きますよ?」と。で、丁度泊まり先もこのあたりになる予定だったので、この少し前ぐらいにどこかいいところはないか?と電話で確認している。仕事中にも関わらず色々教えてれた。

あとで聞けば、丁度、このあたりに住んでおられる母親がその時近くにいたらしい。。

不思議な縁だ。。



今、思うに、海のそばの街ってこんななんだろうなと。。震災が被災した街。津波に流された海沿いの街。。このきれいな景色がそこも観えるんだろうと思う。震災の話を聴くたびにここを思い出す。なぜか。。

十三士温泉 宿泊部屋
 で、そのおすすめの旅館がこちら。奈半利町の十三士温泉という。まあ、いわゆる、宿泊もできる温泉施設だ。食事もできる。
感動したのが、自転車を中に入れさせてくれたことだ。
安いものではないし、これが無いと旅を続けることができない。パンクとか、傷とかもついてほしくないので外から隔離させた場所が有難い。特に部屋の中は安心出来る。
自転車も疲れているからね。。。
十三士温泉 宿泊部屋

十三士温泉 宿泊部屋


そんなこんなで、この日の走行距離は 71km 。膝もひどくないようだし、ちょっとずつ慣れてきたのかもって感じです。。 (今気がついたが、ライブブログの走行記録と差があるようです。。ライブの方は積算距離の差分で計算。こちらは一日ごとのログで計算。多分、そのあいだの距離が消えているのだと。。) まあ、目くじら建てることではないけどね。 (^^)



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