2011/05/08

回想:自転車でお遍路 2010/05/22-1 松山市内から仙遊寺

この日は宿泊していた松山市内から、まず今治を目指す。しまなみ海道が有名だ。計画をたてる段階でしまなみを走ることも入れてはどうかと当初考えていたが、往復 140km の Extra コースは欲張っていかないほうが良いと判断した。今回は観光ではなく、修行なので。

結果的にそれは幸いしたように思う。この日のルートでは朝に松山を出たら、今治まであっという間に着いてしまった。デジカメの写真には 54 番の延命寺まで画像が残っていないが、ライブログに走り書きが残っていた。。

09:47 のライブログ。

GPS のログを確認すると、 54 番まで 12km ほどの地点だ。ここまでの平均時速は 16km/h ほどであるが、区間的には 30km/h が出ている。非常にフラットで走りやすい道路であったというのが記憶にのこっている。

また、ここは自転車がよく走るしまなみ海道に接続しているせいか、たくさんのロードば゛いくを見かけた。私が走ってきたお遍路の道の多くは自転車で走るには多少がたがたしているところがこれまでは多かったので、比較的ロードバイクに出会う確率は少なかったが、今回は多数。

もちろん、いずれも荷物を積載した私のバイクをあっと言う間に追い抜いていく。フルカーボンのロードバイクは本来、この目的に使用するものなのだと認識した。もともと早い方ではない上に、こういう変わった使いかた? (でもないかも知れないが。。) をしていることに多少の罪の意識が生まれた。

が、ここで終われないので、最後まで付き合ってもらう。

この今治周辺の札所は近場に固まっている。したがって、「走る」→「止まる」→「拝む」。このサイクルを繰り返し、マシンのように打っていく。その結果、やはり記憶から薄れている札所もある。。極力可能な範囲でコメントを追記しておく。。


 五十四番 延命寺 山門
山門が二つ出てくるが、この下の写真が境内への入り口。
 五十四番 延命寺 山門
こちらは門の中にお堂が見えている。本堂だと思う。
 五十五番 南光坊 山門。
地図で見たときには延命寺からそう遠くない場所をイメージしていたが、意外と距離が有った。今治の市内を市街地走行するので信号だとか、車だとかに注意しながら走ったせいもあるかも知れない。。
ログを見てみると、 3.8km ほどの距離だが、平均時速は 6.7km/h 。休憩もしているようだ。。
 五十五番 南光坊 山門。
この「南光坊」という名前は珍しい?札所はお寺なので「〇〇寺」だ。

今調べてみると、光明寺 が号らしい。
 五十六番 泰山寺 山門
 五十七番 栄福寺 山門

















この後が仙遊寺ですが、ここがなかなか大変でした。


今記録を見てみると、標高差は 150m ほど。











これを 30 分ぐらいで登っています。速度は 4.6km/h ほど、ちょっと早足ぐらいです。最大勾配が 24.7% ですね。。これがこたえているのかも。。
また、心理的には、この日はここまで快調だったので、翌日の分も行けるんちゃうか?みたいな欲が出ていたのだと思います。それなのになかなか進まない。予定外に坂に時間が掛かってしまっている。。こういう焦りかも?


 五十八番 仙遊寺 山門。
実はここからまだ登ります。歩行者はこの門の先、車道は右に入り、駐車場に向かいます。
 五十八番 仙遊寺 山門。
同じ門ですが、こちらの方が構図がいいですね。 (^^)
先程の門のさらに 30m 上。ようやく参拝できるところまできました。いきを切らしながら、自転車を止め、念珠を取り出したり準備して本堂、大師堂と参拝していくと不思議なもので息が整いました。
お経を上げるのは呼吸を整える効果があるんですね。精神的にも落ち着きますし。。












ところで、この日のお昼はどこで食べたのか記録に残っていませんね。。
おそらくは携行食をとりつつ走り続けたのではないかと。。

愛媛や高知で走ったような山岳・海岸の人気がない場所ではないのでコンビニを見つけることが難しく無いです。また天気も良く、ちょっと休憩するときにカロリーメイトや SOY JOY を頬張る事ができます。

札所の数はまだ 58 で、残りは少なくないですが、一日に打てる数がこの瀬戸内海側では増えてきます。あえて食事をせず、補給しながら走り続けたのを記憶しています。意外と走れるものです。

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